2018/05/29

オープンブック方式(その4)

通常の請負方式ですと、工事明細の中に多くの「一式」表示があります。
土木の場合は、材料と労務を分けて表示することが多いため、
細かく工事内容が示される場合がある反面、建築では、
材料+手間、つまり「材工」で単価を示す「複合単価」表示
なので、一式表示が多くなる傾向にあります。「オープンブック方式」
を採用する場合は、個々の工事内容の出来高チェックを行うため、
できるだけ細かく分けることになります。従って、
コストや数量のごまかしがし難い仕組みになっています。
どこまで細かくするかは、工事内容に寄りますが、
「カウントできる」が一つの基準となります。また、
労務もその工数をカウントします。日報又はKY用紙で
確認する程度が普通ですが、もっと厳密にカウントする
方法をとっている場合もあります。この内容は、発注者
の方と打ち合わせを行い決めるケースが多いようです。
次回は、工事金の流れを説明します。
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