2018/05/21

オープンブック方式(その3)

オープンブック方式を採用する場合は、国交省においても
推奨していますように、「第三者」による検証を勧めています。
その場合に課題として取り上げられのは、「インセンティブ」
の問題です。当初予算よりも例えば、300万円工事代金が
下がった場合、それをどのように配分するかです。
一般的に行われているのは、1/2を発注者に、
1/4を専門業者と元受けに配分する方法です。この方法は、
請負工事に慣れてきている日本の専門業者には、不評です。
「努力が実らない」「楽しみがない」という訳です。
一方、その分は当該現場では仕事をしなく、他の現場で
稼げるから、良いのだという考え方もあります。
日本においては、工事コストの透明化には、
まだまだ時間が掛かるのかもかもしれません。
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