2018/03/27

オープンブック方式

建設工事のマネジメントスキルに、「CMオープンブック」方式があります。
CM(コンストラクションマネジメント)方式の手法の一つですが、マンション大規模修繕に最近よく採用されます。
先の記事でも取り上げましたが、分譲マンションの場合は、管理組合が主体となって工事を進めますが、
当事者は建設に関して素人が多く、品質、コストに関する情報も少なく、設計監理方式で管理会社から勧められれば、
そのまま信用して発注する傾向があるようです。そこで、「オープンブック」方式の出番となります。
見積に3万円以上の「一式」表示をしない(単価X数量で表示)、明細書での単価の妥当性を検証、図面による仕様、数量の確認等を行い、不当に高額な工事内容を、
第3者の目で厳しくチェックします。
更に、管理組合から支払われたお金が、契約以外の使途に使われていないかどうかを全て、管理組合にオープンにします。
そのことで、不当に高い、または内容の不明な工事を排除して、高品質で適正価格の工事になるようしっかりと監理します。
管理組合の皆様方には、安心して、仕事が任せられることとなります。一度、ご検討されてはいかがでしょうか。
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