2020/11/10

横浜に続き福岡でも

昨年発覚しました、福岡での施工不良によるマンションの建て替えが決まりました。横浜での案件を最初に聞いた時、このような施工不良は考えられないと思っていました。通常、基礎杭に関しては、設計監理者のもと、ボーリング調査の土質を検証しますので、支持地盤に達していないことはないというのが一般的な考えです。基礎に限らず、仕上をしますと、内部は見えなくなります。施工会社の中には、工程内検査が十分に機能していなく、形式的になっている場合があります。一方、現場代理人の技術力が十分でない、つまり、その工事に見合った代理人が配置されていないケースも見受けられます。この事故は、施工会社の社内検査体制の見直しを社会が求めているのではないでしょうか。施主や設計監理者は、施工のプロではなく、施工会社は、工事内容に習熟した代理人を配置するとともに、社内検査の基準を見直す良い機会かもしれません。
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