2019/03/26

中長期修繕計画書

建物所有者の方は、新築時に建設会社から提供される通常60年の「長期修繕計画書」を受領します。オーナーの方は、その後の修繕計画の見直しをしない場合が多く、修繕計画が「予防保全」から故障等が発生して対応する「事後保全」になっている場合があります。最近になって依頼が増えているのが、現状からの20年から30年の「中長期修繕計画書」の作成依頼です。なかなか30年以上の修理金額等は算定し難く、20年前後までで、比較的予算化が現実に近い内容のものを要求される場合が多いようです。とはいえ、現在、「事後保全」で進めておられるオーナー様は是非早めに「中長期修繕計画」を作成して、「予防保全」へと移行されてはいかがでしょうか。過去10年と今後の10年とで、修繕費用が激減することを体験されることでしょう。また、長期修繕計画書は、できれば、3年から5年サイクルで見直しをしましょう。生涯改修費用に大きな差異が生じて参ります。
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